建設コンサルタント
CONSULTANT
私達にとって「建物」とは何でしょうか・・・色々な考えがございますが、私は大きく申せば建物は「資産」であり「命を守る施設」だと考えております。
「資産」の点から申せば、何も建物だけではなく、例えば自動車でもそうですが「新築」「新車」の時点が資産的評価額は高いのは当たり前です。
しかし時間が経過するにつれ、必ず経年劣化によりその資産評価額は減少します。
ただ、きちんとメンテナンスを行う事で「経年」は変える事は出来ませんが「劣化」は防ぐ事が出来ます。
確かに所有(保有)する建物や自動車を売却して新しい建物や自動車を購入する事も別段良いと思います。
弊社もそうした際のお手伝いも事業の一環として行っております。
しかしここでは折角のご縁で取得した「建物」について少しコンサルタントしたいと思います。
土地のないところに建物は建ちません。
従いまして弊社はまず、新築工事に限らずリノベーションやリフォーム工事のプラン図面を作成する前に必ず何度も建物が建つ(建っている)場所(土地)を伺います。
そこでは例えば「太陽の光のライン」「周辺の建物の配置状況」「接道状況」「周辺の環境状況(特にお子様の声の大きさや車両の通行状況)」などを、平日の午前・午後、週末や祝祭日の午前・午後に伺い、自分の目と耳で確認致します。
単に「南向きだから良い」ではなく、今後長く生活されるクライアントご家族にとって、「何が良くて・何が問題なのか」を調査・把握し「問題点を解決するにはどうするべきか」を見つけ出し、その全てをクライアントに報告・提案し、クライアントと一緒になって最善の方法を見出していきます。
建物における資産価値が一番高い時点は「新築時」と先程申しました。
不動産鑑定法、若しくは不動産評価鑑定法といった不動産鑑定に関する法律でも建物の新築時点からの経年数に対して減価償却による計算で建物の評価金額を求める事が出来ます。
また例えば評価額だけではなく、例えば建物の法定耐用年数では木造住宅の場合 22 年(RC 造の住宅の場合の法定耐用年数は 47 年)と定められております。
しかし法定耐用年数が定められているからといって、それ以後の年数の建物が住めない(使えない)事はありません。
きちんとメンテナンスを行えば幾らでも「劣化」を防ぐ事が出来ます。
すなわちきちんとメンテナンスを行う事が「建物の資産価値を上げる」事に結びつきます。
上記では大きく「建物」という観点でお話致しましたが、建物については経年=耐用年数で判断致しますが、そもそも建物と申しましてもご存じのとおり建物には数多くの建材が用いられております。
例えば「外壁塗装」や「屋根防水」などがありますが、塗り替えのタイミングとは別に、当初使われた材料のグレードによっても保証年数や劣化状態に差が生じます。
インターネットなどで外壁塗装の塗り替え時期について検索しますと概ね5年から7年経過時とありますが、やはりきちんと調査し、どのグレードの塗料が用いられているかを知る事で次回の改修工事の際のお役に立つと考えます。
別段、建設会社や工務店に建物の調査や検査を依頼する事が悪い訳ではございません。
ただ弊社の様なコンサルタント事業者や設計士は「建設工事を行う事が商売」ではなく「より高い知識と経験を持って問題点を見つけてクライアントをサポートする事が商い」です。
不動産もそうですが、建設に関しましてもクライアントの一番のサポーターはコンサルタント事業者です。
住宅の新築工事・リノベーション・リフォームだけではない店舗・事務所などの企画・立案・設計から施工管理・お引き渡しまで弊社はコンサルタント事業を通じ、提携する経験豊富な建設会社・設計会社と一緒にチームとなって、クライアントの立場に立ち建物の企画・立案・設計・施工管理を行って参ります。
また住宅のみならず、店舗や事務所といった建物に際しましてもご対応致します。是非、弊社にお気軽にお問合せ下さいませ。
